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人材育成

やっている事だけ見ていると、見えない事

今日、CTP(コーチ・トレーニング・プログラム)でエコロジカル・チェックということを学びました。

エコロジカル・チェックという言葉、何のことだかわかりにくいですよね。
コーチングって横文字が多くて分かりにくいことが多いですが、
日本語一言では言い表せず、
そのままカタカナになってしまっているようです。

エコロジカル・チェックとは
簡単に言うと、新しい行動を起こすことを宣言したり、
新たな行動を起こし始めている人をよーく観察して、
本当にその行動が、気持ちの面でも、周りの環境の面でも、
何か無理な所や不自然なところは無いかな?と
チェックすることなのです。

ある目標を立てて、
そこに意欲を注ぎ込んでいる人は、
往々にして、自分の起こした行動と、
心の奥底にある本音や周りの状況にギャップや
無理があったとしても、
そのまま無理をつきとうしてしまう事があります。

そのまま乗り切れれば良いですが、
無理がたたって、行動がある地点でストップしてしまったり、
あるいは最初に意図していたところとはずれた方向に
進んでしまう可能性もあります。

****

この事を今日学んで、
かつての苦い経験が思い出されました。

私は、5年ほど前にシステムのローカライズ翻訳をしている人達とLLPを設立したことがあります。

それまで、個人で仕事をしてきていましたが、
そろそろチームで仕事をしたいな・・と感じてきていたころでもありました。

そんな時、私の一番大きいクライアント企業にお勤めの方から、
退職するので、一緒にLLPを設立しようという話を持ちかけてもらいました。

フリーランス4名で同じように仕事を続けるけれども、
グループで引き受けることでメリットを生み出そうということでした。

当時の私は、チームで仕事をするということにあまりに安易でした。

腹を割って話し合いをすることもなく、
なんとなく今まで通りの仕事に冠を付けただけ・・という気分でスタートしたLLPは、
最初から、お互いの目論見がずれていて、一つ物事を進めるにも
とても難航しました。

それでも、新しい仕事にチャレンジするという事は
楽しいものです。
こういった小さなもめ事も、今はスタート時なのだから仕方がないと思い、
寝る時間を削って設立時のドタバタを乗り越えようとしていました。

けれども、最初に意識が統一されていなかった組織は、
自然にまとまるなんてあり得ません。

おまけに、私たちがLLPを設立したのと同時に夫が社会人大学院に通うことになり、
私は100%育児をしょい込むことになりました。
当時息子は、幼稚園の年中さん。5歳になったばかりで、時間を作るのは本当に難しく、
寝る時間は毎日3時間を切っていました。

この時、コーチがいてくれて、私のエコロジカル・チェックをしてくれていたら、
痛手は小さかったかもしれません。

でも、当時は、ただがむしゃらで、やらなければ、やらなければ・・とひたすら思っていたのです。

結局、コミュニケーションの行き違い、各々のリーダーシップ不足、
その他様々な理由で、私は1年に2回肺炎に倒れ、クライアントにも迷惑が及びました。
もう1名も体を壊し、このままでは立ち行かないということになりました。

話し合いののち、体を壊したもう1名が抜け、
私も今はこの状態を続けていくタイミングではないと自覚して、
抜けることにしました。
そして、組織はもう一度新しく立て直すことになりました。

この失敗は苦い経験でした。
でも、ものすごく多くを学ぶことができました。

チームを作る上で、こんなに多くを短期間に学ぶことができたのは、
思い切って飛び込んだおかげだとも言えます。

起業というタイミングで、ある程度の無理は必要だとは思います。
でも、度が過ぎてしまうと、スピードが落ちる以上に、崩壊の可能性もあるのだということを
身を持って知りました。

私たちの失敗は様々ありますが、その1つが、「誰が何をしているか」だけを見ていただけだったという事だと思います。
その後、さまざまなシステム開発プロジェクトの中で
この経験が大いに役に立ってきたことと、
今日学んだ「エコロジカル・チェック」とがぴったりと合って、
当時の事が走馬灯の様に思い出されました。

****

今、コーチングをしていると、大きな組織の中の特定のチーム内でも
このような現象は起きています。

スケジュールだけをチェックしていると、
その人の内外、あるいは周りで起きていることが察知できません。

チームの力を上げていくためには、
チームメンバーを多角的に見ているリーダーの存在が必要です。

「リーダー」というのは、そのチームの中のトップ一人だけではありません。

チームの中に、自己責任を持って存在する人は、誰でも「あり方」としてのリーダーなのです。

言い換えると、チームメンバーの状態を丸ごと意識する人は、
トップの一人だけではなく、隣の席の人であっても良いのです。

その存在があるか、無いかで、
苦しい局面が来た時に、チームの力が大きく変わってくることを、私は自分の経験から学びました。

チームの力を上げるために、
コーチングを生かせる場面は多々あります。
リーダシップ・・私は学んだだけではなく、経験からもコーチすることができます。

ご契約前の各種ご相談は、無料でお聞きしています。
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安心して死ねますか?

スイマセン・・突拍子もないタイトルで!!

昨日、非常に尊敬している方とメールのやり取りをしていました。

娘さんがあれこれ自分で出来るようになって、

「とーちゃん、安心して死んでいいよ!」

と言われたそうで、
安心して死ねると言いながら生きているのが一番幸せだ・・と
ご本人はコメントされていました。

その言葉を聞いて、育てるとはそういう事だと
強く実感したわけです。

自分の子供はもちろんですが、
ビジネスにおいても、
部下や後継者を育てるという点において
同様の事が言えるのではないでしょうか?

自分が死んだら、経営が回らなくなる・・

これは責任あるポジションをもらえている証にもなりますし、
ある意味「甘い響き」を含んでいます。

私も会社に勤めていたとき、
風邪で休むと大変なことになることも
ありました。

「自分じゃないと出来ない事」があるというのは、
よく考えてみると意味無責任だったのかも・・と
今は感じます。

安心して死ねる

そう思えたら、何が変わるでしょうね。


「効く薬」は人によって違う

コーチングを仕事の1つとするようになってから、その人の力を引き出す方法は本当に千差万別だと実感しています。

ある人は、たっぷり承認されることで前を向けるようになり、ある人は、真実の姿を鏡に映すようにフィードバックしていくことで、またある人は、思考のもつれをほどいてあげる事で、とてもシンプルに前に進めるようになりました。

私自身も、最初からこの人には、こうすれば良いだろうと分かっているわけではありません。

コーチング セッションを開始した時に初めてお話する方がほとんどですから、その方がどのようなコミュニケーションの傾向があるのかを、まずは理解する必要があります。理解したうえで、効果がありそうだと思う方法を試しますが、外れることももちろんあります。

ドジャースの監督を務めた、トミー・ラソーダ監督は、選手にどう声をかけると一番心に響くかを知るために、常に反応を記録していたという話はとても有名です。

誰かを自発的に動かしたいと思ったら、まずはその人に興味を持って、とことん相手を知りたいと思うことが大切なんだと、この話を初めて聞いたときに教わった気がしました。

(「ラソーダ メモ」でググるといろいろな方のブログが出てきます。)

先日、知人が部下にある指導をしたけれども、どうしても意味を理解してくれない。どうしてだろう?と聞いて来ました。

知人曰く、その部下はとても勉強熱心で多くを学んでいるけれど、肝心のお客様はそういった知識を要求していないのだと言うのです。

私は、知人に、その部下の方がどういった将来像を描いているのか尋ねました。そんなに勉強するのには何か理由があるはずです。でも残念なことに、その知人はなんで勉強しているかは聞いたことが無いと言います。きっとそれが仕事に役に立つと思っているからではないか・・というのが知人の「予想」しているところなのだそうです。

もし、その部下がどのような目標を持って勉強しているのかが分かったら、何が違うでしょうか?

また、その部下が知人の予想通り、現行の仕事にその勉強が有効だと信じているのだとしたら、その情報から何が分かりますか?

企業の目指すところと、個人の成長目標は必ずしも100%は一致しないでしょう。でも交差する点は必ずあるはず。勉強熱心な部下の力をその交差点に向けて注いていけば、企業のプラスになることは間違いありません。

また、その部下が現在の仕事に必要だと信じて、情報をお客様に与え過ぎているのだったら、その部下がそういったコミュニケーションを好むタイプなのかもしれません。つまり、自分が必要だと思っているから、相手にも良かれと思ってそうしているのかもしれませんよね。もしそうだとしたら、自分のコミュニケーションと人のコミュニケーションの違いを示してあげる必要がありますね。

いずれにしても、相手に興味を持って知ろうとすることで、「効く薬」を発見できるのではないでしょうか?


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